頭鍼療法による自律神経失調症の治療法
- 2016.07.21
- 施術と信頼関係づくり
今回は、自律神経失調症について。
難病みたいな、なかなか治らない疾患の治療法です。経過が長い疾患をどうやって治療をしているか?という事をお話しします。
頭鍼療法による自律神経失調症の治療
1. 診断
私は頭だけに打つ鍼が専門です。これは、首を診断するんです。首を触って、そこに反応があるんです。その反応が頭のどこに出ているかな?って診るんです。
右・左を診て、反応が出ている強い方から先に治療を始めます。例えば、左のあるところに出ていたとします。脊髄神経の胸椎とか、頚椎とか、腰椎とか。又は、脳だとかに出ています。大体、自律神経失調症の方は脳と胸椎が多いですね。頚椎もありますけれど。
2. 反応点を見て、頭に鍼を打つ
1番強く反応が出ているところに、まず鍼をクッと入てみる。頭は頭蓋骨で脳が守られていますね。だから、頭骸骨と頭皮の間のちょっとした浅い所、1ミリ入るか入らないかの所に、ちょこっと刺すんです。
3. 再度、診断
刺したらもう一回、首を探ってみる。すると、非常に緩むんですね。緩んだ状態で患者さんに聞いてみます。今、気分どう?って。「何かスーッとする。気分が落ち着く。」とか。「肩に重いものがかかっていたのが消えていく。」とか。「首の周りをぐるっと回したら、すごく楽だ。」とかね。たった1本の針でも、そうやって変わるんです。
4. 再々度、診断
後は、また探ってみて。ここも出ているな、っていう所に、又ちょこっと刺すんです。頭は全体的に見ます。その中で1番強いところから段々とやっていって、全ての出ている反応点が消えたら、ほとんどの方が改善するんです。改善は意外に早いですよ。
即効性、持続性、安全性が高い
即効性があるし、持続性があるし、改善としては私は今のところは一番いい方法じゃないかと思ってやっております。もし体験、経験したいと思ったら是非おいでください。お待ちしております。