頭鍼療法によるバセドウ氏病の治療法
- 2016.05.02
- 施術と信頼関係づくり
バセドウ氏病は20代~30代の若い女性に多い病気ですね。国内には数万人の患者さんがいるといわれています。全身の新陳代謝が異常に早くなって様々な症状があらわれます。治療せずほうっておくと重症化して大変危険ですね。
この病気は甲状腺機能が異常に亢進してしまいます。通常はやっぱり薬物治療ですよね。でも頭鍼療法も良い効果がみられます。
頭鍼療法と薬を併用することで甲状腺機能が安定する
この病気は鍼灸の対象ですので、ぜひ先生もおやりになったほうがいいですね。
甲状腺機能の亢進だけじゃなくて、甲状腺機能が低下してるっていうケースもあります。両方の病気がありますね。
薬物は当然、併用して結構です。鍼だけ、っていうのは当然、患者さんも不安ですからね。頭鍼療法を併用することによって、かなり甲状腺機能が安定してきます。
だから、できれば薬と頭鍼療法を並行しておやりになるのがいいですね。いずれは、だんだん薬物を減らしていくようにね。どうしてもホルモン療法になったりしますのでね。
頭鍼療法によるバセドウ氏病の診断ポイント
診断すると、はっきりと反応が出ているところがあります。特に脳にはよく出ていますね。それが大脳なのか、脳幹部なのか、または中脳とか間脳なのかを診てあげるんです。バセドウ氏病は自律神経系の問題がありますから、その辺りによく出ています。その頭のポイントに鍼を打っていくと良い効果が出ます。
今、私のところに来ているバセドウ氏病の方は、中脳、間脳の部分に鍼を打って、かなり安定してきますね。鍼の本数が段々が少なくなっていっています。良い効果が出ていると思います。
ぜひ先生もやってみてください。こういう難しい疾患も詳しく遠山塾で教えしています。