頭鍼療法による頚肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)の治療法
頚肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)ていうのは、首から肩、腕の方にかけての痛み、凝り、痺れなどですね。
職業的には腕を使う方。YNSA藤沢操体鍼療所に来る方の中には、歯科の先生もいるし、保育園だとか幼稚園だとか、ああいう小っちゃなコミュニティーの人たちも随分多いんです。やっぱり偏って使ってるからっていうのがあるんでしょうけれどね。
今はスマホの時代ですので、首の障害って多いんですね。パソコンやスマホを下を向いて見てますから、ストレートネックになって頚肩腕症候群みたいな症状が出てくるんですね。
頚肩腕症候群は、どうやったら改善するか?
もちろん生活はある程度、改善させなきゃいけないんですけれど。かなり皆さん、辛いんですね。毎日の仕事ができないくらい悩んでいる方もいます。
なってみないとわからないぐらい毎日が憂鬱で辛いし、場合によっては吐き気をもよおす人もいるし、手がしびれる方も多いですね。血行が悪くなったりするので冷えるとかね。いろんな症状が出てきます。
頭鍼療法による頚肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)の治療法
そんな方たちに、YNSA藤沢操体鍼療所では頭に鍼をするんです。頭は頭蓋骨で守られています。脳が頭蓋骨で守られていますから、鍼を打っても安全なんです。頭にスイッチがありまして、ちょこっと刺すんです。
首で診断をして、右と左を診てみます。例えば、左に頚肩腕症候群があったとしますね。すると、左の方に反応が出ているんです。左の方に、ちゃーんと「ここですよ」っていうスイッチがあるんですよ。そこのスイッチに鍼をちょこっと刺すんです。そして「今どうなった?」って聞いてみるんです。
診断してみると、カチンカチンだったところが柔らかくなっているんですね。軽く触っても「ウッ」と言って逃げるぐらい痛いのが、消えちゃうんです。消えたら「今どうなの?首を動かしてごらん?」て言うとね。鍼を刺してても動かすことができるんですよ。
頭鍼療法の治療の特徴
そういうふうに運動でいろいろと確認することができるんです。そこが唯一の特徴って言えば特徴ですね。
即効性。そして確認が早くできる。通常の鍼ですと寝てますから、一回鍼を全部抜いてからじゃないと起きて確認ができないんです。
「まだ痛みが残っている」って患者さんに言われたら「じゃあ又いついつ、おいでください」っていうことになるでしょう?ところが、頭に鍼を打つ場合は鍼を刺して、すぐに確認できるんです。
「今、手がどうなってるの?痺れてるの?痛いの?どうなの?」って聞くと「なんか楽だし、血液が回ってきたような気がする」って言う。スイッチを探して、ちょっと打ってあげれば辛さは消えちゃうんです。これ、面白いでしょう?