頭鍼療法による糖尿病の治療法②
- 2016.05.20
- 施術と信頼関係づくり
糖尿病は非常に多い疾患ですね。糖尿病の方は、何しろ胃袋を満足させるような食べ方をしてしまう。体に良い悪い関係なく食べてしまう。特に体に悪い物を好んで食べる。我々が指導していかないと、やっぱり克服はしないですね。
YNSA藤沢操体鍼療所の糖尿病症例
YNSA藤沢操体鍼療所には、体重が90キロ、100キロあるような体重の方が来ているんですけどね。食事の指導をしていくと、あっという間に身長に見合った体重に変わっていくんです。ズボンがぶかぶかになってスーツも作り直すぐらいになる。そして、糖尿病と密接な関係にあるHbA1c (ヘモグロビン・エイワンシー)が正常値位になっちゃうんです。
薬はほとんどやめてもらう。どうしても薬っていうのは、害であり毒ですから。私たちの体を治す機能、自然治癒力をそぎ落としてしまいます。なので、なるべくやめていただく。最初からスパッとやめるのは難しいので、だんだん、ということでね。鍼治療をして、相手の状態を見ながら減らしてきます。
糖尿病患者さんへの食事指導
絶対的なのは、糖質をやめること。糖尿病患者さんは糖質が好きなんですね。糖はなるべく摂らないで、タンパク質を多く取る。脂肪を取るとかね。カロリーは高くてもいいんです。低カロリー食じゃなくてもいいんです。糖質以外で、十分満足いくようにすること。
お酒が好きだったら蒸留酒を飲むように指導します。醸造アルコールは飲まないようにする。日本酒やビールは飲むのは控えてもらって、蒸留酒にすると。ウイスキーだとか焼酎とかウォッカとかね蒸留したものだったら、いいんですよ。
お酒が好きな人にお酒を止めさせると、かえってストレスになるのでね。人生は楽しく生きないとね。そこはうまく我々が勉強して指導していきましょう。
糖尿病患者さんの治療経過・治療のポイント
効果が出てくれば全部言うこと聞いてくれますから。先生の言うことを聞いていたら、これだけ変わったと言ってくれます。
医者にも当然、定期的に行きますからね。ヘモグロビン・エイワンシーの値がどんどん下がっていくし、血糖値が下がっていきます。すると、欲が出てくるんですよ。それで、本人も一生懸命やる。すると、薬も止められるし、人生が変わりますから。
この糖尿病後の治療っていうのを我々もいろいろ勉強してやっていかないと。何しろ患者数が多いですから。糖尿病で悩んでいる方は非常に多いし、インシュリンを打っている方もいますのでね。インシュリンを打っちゃうと、膵臓が怠けて働かなくなっちゃうので。できれば、インシュリンを打つ前に頭鍼療法をやった方が治るし、効果は高いと思います。
先生もいろいろと糖尿病に関してはお勉強されるといいですね。
あとは診断を的確にして。ちゃんと反応が出てますのでね。膵臓の部分にはやっぱり出ているでしょう。消化器、脳にもよく出ますね。
そこをポイントとして頭鍼をしてあげると、良い効果が出ますので。先生も是非、やってみてください。