頭鍼療法による癲癇(てんかん)治療法

頭鍼療法による癲癇(てんかん)治療法

急に意識がなくなって失神した。痙攣(けいれん)を起こしている。

このような症状が発作的に現れるのを、てんかん発作といいます。てんかんって突然なるから、本人はもちろん、家族はびっくりしちゃうんです。

薬物治療の場合、薬自体には、てんかんを根本的に治す効果はない。だから薬は、あくまで発作を抑える為の対症療法なんですよ。

今回は頭鍼療法のてんかん治療法について。

薬だと副作用があることもある。だから、なるべく薬は使わない方がいい

鍼治療は今まで何人にもやっていますけどね。経験上、早い方だと、数回。時間のかかる方だと数ヶ月かかります。

特に若い女性だと、薬を飲んでいると子供を作るとき非常に負担になるでしょう?切羽詰まって来られる方が多いんです。だから、何とか鍼でよくしてあげよう、っていうことでね。できるだけ短期間に集中して治療するんです。

診断は、首と腕ですね。頭に診断の反応が出ているところは、やっぱり脳幹部に出ていることが多いですね。だから、てんかんの場合、脳幹部は必ずよく見てみる。そして、出ているところの最大の圧痛点に打ってみる、という事ですね。

その他、経絡と同じような六臓六腑に出ていることが多いので、そこに打ってみると。

てんかんは、その場で確認てちょっと難しい

発作が出るか出ないか、ですから。だから、経過観察してあげるんです。1週間たっても2週間経っても発作が出ない。そうなってもまだ、もうちょっと治療はやってたほうがいいんです。

てんかんを持ちながら、腰が痛いとか、首が凝るとか、肩が凝るとか。そういうのがあったら、それも一緒に解消してあげながら、がいいですね。そうすると、お客さんの信頼も高まるから。ただ、てんかんだけ、というわけじゃなくて全体の健康レベルを上げてあげるんです。

でも、もちろん、あくまで首や腕の診断で、診断の結果、出たところに打ってあげる。そしてもう一回、診断点を触ってみて効いているかを診る。

てんかんの場合、医者の検査もある場合が多い。だから、一緒にトータル的に考えながら治療をしていかれるといいですね。