YNSAが誇りをもてる理由

YNSAが誇りをもてる理由

つい鍼灸って痛みの方にいくけれど、実際は痛くない疾患ていっぱいあるんです。

麻痺なんて、痛くないからね。
突発性の難聴だとか、耳鳴りだとかも、まあ苦痛でしょうけど痛くない。
視力の問題でも、見えないとかはあるけど痛くはない。

それからパーキンソンも痛くはないからね。パーキンソン病の薬物治療で起こるジスキネジアで今来ている方も痛くはない。うちは痛くない人が多いね。痛くないという人は、どうも鍼灸が苦手という人も、一定数いる。

痛みは緊急の解決が必要だけど、痛みがないと行動が緩くなる

痛みに対して鍼灸は効果を感じるんですけどね。見えやすいし、わかりやすいし、判定がしやすいんだけれども。ただ、麻痺だって改善してきて良くなっていくのが、わかる。例えば腕が上がらないのが上がってきたりだとか。足の歩き方が良くなってきているだとか。改善してきているのが、見てわかりますからね。

脳神経疾患や脊髄疾患なんかも非常に難しいんですけど、今までの鍼治療よりYNSAの方が私はいいと思いますよ。

あと、メンタル的なもの。
特に、痴呆症の方。精神疾患の方。うつ病の方。
うちの生徒も、これから痴呆症専門にやろうかな、といっている先生もいる。これは非常にいいですね。

痴呆症やうつ病を、鍼灸師がやるべき理由

痴呆症は社会問題ですもんね。うつ病もね。うつ病患者さんの数は、2008年の統計では、うつ病と躁うつ病とあわせて100万人以上。でも4人に3人はきちんと医師を受診していないから300万人以上のうつ病の患者さんがいると報告されている。年間30,000人以上の方が亡くなっているでしょ?交通事故より多いものね。交通事故は平成26年は4,113人。

melancholy-graph

この問題は医者に頼ったって無理。だから、我々鍼灸師がやるべきだと思うね。副作用がないからね。薬物治療だと、効果は4時間ぐらいあっても、それから効果なくなるでしょう。ただ脳をごまかしているわけだから、あんまり良くないよね。

薬って脳をアッパーカットしているわけだから、毎日やっていたら脳がいかれる

あと不眠症とかね。医者にいけば睡眠薬でしょ?でも睡眠薬って脳をアッパーカットしているわけだから。んなもん毎日やっていたら脳がいかれるよね。だから、どんどん病気を作っている。

だけど、鍼の場合だと非常に穏やかで良い状態が保てる。生活の質を上げることができる。だから、欧米で数万人のドクターがこの方法で治療をやっているわけ。だけど、日本ではまだまだ少ない。鍼灸学校でも教えないものだから、鍼灸師はほとんど知らない。日本の医師会なんかでも、まあほとんど知られていない。

けど、最近は日本の医師も「あ、その方法知ってる」と。患者さんが病院に行ってしゃべったら医師の口から出てきた、っていうのはありますよ。「あ、その方法知っていますよ」と。だけど、やってはいない。ただ知っているというだけ。

YNSAは非常にシンプルで洋服も脱がなくていい。座って診れるし、時間も短時間で、数をこなせる。で、効果も早いし、その場で患者さんが確認ができる。患者さんにも先生にも、いろんなメリットがあるよね。