治らない患者さんの特徴②症状を消したい
- 2017.04.04
- 習慣づくり
治らない患者シリーズその②。よく「症状を消したい」って来るんです。痛かったら痛いのを消してもらいたい。麻痺をしたら麻痺の症状を消してもらいたい。何ともいえないだるさがある、疲れた、慢性的な疲労がある。その症状を消してくれ、と頼みに来るんです。
「症状を消してくれ」というのは患者さんとしては当然だと思うんですけども。ただ、そうやって「症状を消してくれ、消してくれ」って。要するに頼る、他力本願、っていうのはやっぱり無理ですよね。自分で治そう、っていう気がないとダメなんですよ。私たちは治せないんですよね。
「我々の体には100人の名医がいる」ってヒポクラテスがいったように自分たちで治す力。要するに自然治癒力ですね。その方の体の中にある100人の名医にちょっと刺激をしてあげることで活発に動かしてあげる。それを高めてあげるだけのお手伝いしかないんですよ。
だから、100人の名医の助手ですよね。結局、治すのは患者さん自身なんですよね。その人の力なんです。だから「症状を消してくれ消してくれ」っていう方には、そういうふうに教育をして、ちゃんとご自分で治せるような土台作りをしてあげる。そして毎日の生活を変えてあげたり、考え方を変えればうまくいくんですよ。
実に良い効果が出ます。見違えるほどの改善をする方がいますから、あなたもやってみてください。ご参考にどうぞ。
YNSA藤沢操体鍼療所 TEL:0466ー23ー3781