頭鍼療法のスポーツ障害治療法

頭鍼療法のスポーツ障害治療法
スポーツ障害っていっても、いっぱいあります。

筋肉、靭帯、健、関節・・いろんなところが無理をしたことによって痛みますよね。

大体スポーツは僕自身は、やらないんですけどね。なぜなら、体にいいと思ってませんから。本当はスポーツはやらない方がいいんです。だって、野生の動物でスポーツやってるの見ないでしょう?だから、できれば、やらないほうがいいと思うんですが。ただ、筋肉は衰えさせたらダメなんです。

スポーツ障害っていうのは、無茶をしすぎるから痛みが起きるんです。個人で自分に合った運動するんだったらいいんです。けど、競技になると、どうしても勝たなきゃいけないでしょう?だから、無理が出ちゃうんですね。無理をすることで、いろんな部位、特に、関節や、関節の周囲の靭帯、軟部組織、筋肉、健を痛めることになります。

YNSA藤沢操体診療所にスポーツ障害で来る方はどんな方か?

ここが海に近いものですから、サーファーが多いですね。あとは、ランナー、テニス、バトミントン、バレーボールをされている女性の方が多いですね。ゴルフをされている方もいますね。

こういったスポーツで、アキレス腱を痛めたとか、足の捻挫をしたとか、テニスで肘を痛めたとか。ゴルフで腰痛とかね。サーファーも、腰痛が多いですね。足底板を痛める方もいます。

そういう方たちに頭鍼療法はなぜ向いているかというと、診断した時、必ず反応が出てくるからです。

患者さんの訴えではなく、あくまで診断で判断すること

診るとき、患者さんの訴えは「うんうん」って聞いていてもいいんですけどね。患者さんの訴えにとらわれちゃうと、治療はうまくいきませんのでね。必ず、あくまでも診断が大切です。腕の診断と首の診断をして出てるところに打つと。

だから、必ずしも足に症状が出ているから足の頭のポイントに打つ、というわけでもないんですね。必ずその診断して反応が出た点に打つんです。そして、圧痛、硬結が消えたか、患者さんに確認していきます。

特に、運動障害の場合は負荷をかけるといいですね。負荷をかけるために、ダンベルが置いてあるんです。ダンベルで、その人に重りをかけたら、痛みがどうなるのか、痛みがどこまで取れた?っていうのを、診てあげるんです。

例えば、痛みが100あるところ、80くらい取れた。痛みはあと20残ってる。「20残ってるから明日来る?」とか言うと、「はい、明日来ます」となる。次に、その20をとってあげるんですよ。

ポイントは、1回に全部取ろうとしないこと。なぜなら、やりすぎちゃうと、かえって悪くなることもあるからです。なぜか、っていうと効きすぎちゃうんですね。刺激量が多いっていうのは、あまり良いことではないんです。だから、本人はそんなに痛くないけれど、針を打ちすぎちゃうと悪くなることがありますから。1度で全部治そう、としないことですね。

YNSA頭鍼療法は「足や手の痛みも頭に打って治る」というのが面白い。患者さんも驚くし、自分も醍醐味

スポーツ障害は非常に多いですね。特に、これからオリンピックだとかで鍼の先生たちがケアしに行こうといっているんです。

鍼の先生たちは痛みが出ている部位に鍼を打つでしょう?「ふくらはぎが張っちゃって」という場合は、ふくらはぎに打つ。でも、頭鍼療法ですから。頭に打って、足首の捻挫がそのまま歩けるようになりますよ、と。

これは面白いです。患者さんに松葉杖を貸して帰っていかれるんですけれど、2日後とかに松葉杖を返しに来るんです。「治りました」ってね。これは、なかなか醍醐味で面白いですよ。

こういうのを先生たちは経験されるとはまっちゃいますよ。だって、今までの治療法と全然違いますから。手首が痛いとか、手根管症候群とか、腱鞘炎とか、そういう症状にも、適用できます。