せっかく治療しても効果の出ない理由②希望がもてない
- 2016.10.06
- 施術と信頼関係づくり
治療院に来てくださった方が、せっかく時間を費やしてお金をかけて来られたのに、なかなか良い効果が出ない理由。
この第二弾として「希望が持てない」っていうんですかね。治療をしていても「本当によくなるだろうか?」って常に疑って、希望を持たないんですよ。
目標を設定して改善計画を伝える
ご自身で目標を設定しますよね。「そのためには、こうやって1つずつ上がっていきましょう。いっぺんに飛び越えるのは無理ですから。」ってね。こうやって改善していくんです、と。
けれど、改善していく、ということが本人はどうも理解しにくくて、いつまでも「ここが調子が悪い」とか「しびれている」とか「痛い」とかね。「麻痺してる」とかって常に言うんですよ。ところが、実際は最初に来られたときより良くなっているんですよ。
良くなってきていることを見える化させることが1つの方法
1. 外側の変化を見える化:WEBカメラの使用
だから、私はWEBカメラっていうもので撮影して、カルテの中に全部入れちゃってるんです。そして、最初のカルテを見せてあげるんです。「あなたは来た時こういう感じだったよ。見てごらんなさい。こういう治療をして1ヶ月たったら、こんなに変わってるじゃないですか」って。
だたら、先生たちもWEBカメラを使うのは、お勧めですね。小型のものを、どこかに取り付けて。ただ、遠隔は撮りにくいですね。けど、近くだったら撮りいいですから。結構、撮れますよ。私はモニターのところにつけて、時にはそばに持ってきて使っています。
実際に治療したところをプリントアウトして見せたり、お渡しするんです。こういうふうにして、なるべく希望を持たせるような方法を取っているんですね。良くなってきてるんだ、ってことを実際に視覚化・見える化させるってことが、1つの方法ですね。
見えないと、言葉だけとか感覚ではちょっとズレがあって、なかなかうまくいかないかもしれませんから。目で見える方法はお勧めですね。
2. 内側の変化を見える化:顕微鏡の使用
他にも顕微鏡でいろいろな状態を見ます。血液を見て、モニターで出して、「あなた、最初に来た時はこんなひどく汚れた血液なのに、今はこんなに綺麗じゃないですか」って。現に変わってきてるんだから、もっと希望を持って治ると思ってやってきましょう、ってやっています。
あなたのご参考にもなればと思います。
YNSA藤沢操体鍼療所 TEL:0466ー23ー3781