なぜ頭鍼療法がむちうちに効くのか?

なぜ頭鍼療法がむちうちに効くのか?
今回は、むちうちについてです。

むち打ちっていうと、どうしても鍼灸の先生は経絡(けいらく)とか診たりするんでしょうけど、どうしても首にアプローチしますよね。

頭鍼療法は頭なんですよ。
頭には、首に匹敵するA点ていうのがあるんです。それからL点というのがあるんです。そこが、むちうちには、いいですね。それから「アイソトープ」の首っていうところもあるんですよ。もちろん、そこにすぐに打ってはダメですよ。

まずは基本、首と腕の診断で確認すること

まず、首の診断をしたり腕の診断をしたりして、出ているところから打っては確認、打っては確認。あとは患者さんに確認するんです。

むちうちのひどい人で何年ごしにもなっていると、それこそネクタイもできないくらいひどい人も来ます。自動車事故の賠償責任も切れちゃった方で悩んでいる方もたくさんいます。賠償責任で来ている方もいます。それは保険屋さんと話し合ってお支払いしていただければいいんですけど。

なるべくどんどん来てもらって回数を多くやること

回数を多くやると、一カ月もかからないで意外と早く効果出ますからね。どんどん日常生活ができるようになります。

ポイントは必ず診断点は間違えずに首と腕を診断して、出たところにやってあげること。
それから12臓腑をやって出ているところを打ってあげる。この12臓腑っていうのがミソなんです。だから、必ずしも首というわけではないんです。本なんかで首のA点がいいといっていても、必ずA点で取れるわけではないんです。

脳に現れているのを見逃さない

意外に痛みをいつまでもいつまでも引きずっている人は、脳に何か問題があります。だから、脳は絶対に見逃してはいけないんです。それは大脳なのか、小脳なのか(小脳というのはまれでしょう)、脳幹なのか。後は、中脳とか間脳とか橋(きょう)とか、そのあたりを診るんです。

そこに一本打ってはどうなったか。そうやって診ていくと、良い効果が早い期間に現れます。