なぜ頭鍼療法は鬱病(うつ病)にいいのか?
- 2016.03.11
- 施術と信頼関係づくり
今回は、鬱病(うつびょう)についてです。
自死の方は約2万4千人。自死の方の75%の人が、何らかの精神障害を持っていると報告されています。そのうち46%がうつ病患者で、全体の約35%がうつ病に関係した自殺といわれています。
薬が増えるとうつ病は悪化する
うつ病でお医者さんに行けば必ず薬、薬、薬、・・どんどん訴えれば訴えるほど、薬が山積みされていくんです。その薬を飲むことによって、より症状が悪化していくんです。あまり良くなったって言う例がないんですよ。一時よくなっても、又悪くなるとかね。
でも、私のところに来られているうつ病の方は、見事に皆さん立ち直ります。普通に仕事に行けるようになります。最初は会社にも行けない状態だったのが、だんだんと時差出勤とか、奥さんに連れられてゆっくり行って早めに帰ってくるとか、できるようになります。そうやってリハビリ的にやっていった方が、今ではもう普通に、皆さんと同じように残業もして、お付き合いでお酒も飲むようになったりされています。
なぜ良くなったか、っていったら薬を止めたから
薬をやめると、よくなるんですよ。あまりこうやっていうと、医者は怒るでしょうけどね。医者に行けば必ず、眠れないっていえば睡眠薬を飲まされます。薬っていうのはどうしても、脳をアッパーカットしていますので。薬をズルズルと飲んでいるっていうことは、あまり良いことではないですよね。だからできれば、薬なしで治していきたい。
そのために、我々の頭鍼療法っていうのは、首診断で出ている、または腕診断で出ている脳のところに鍼を打っていくんです。そうすると、非常に効果があります。変化が出ます。
うつ病の人は、打っている段階ですごくリラックスするし、気持ちがいいっていうんです。気分が良くなるんですよ。気分が良くなると、また鍼治療をしたいなと思うようになる。すると、リピート率が高くなります。
うつ病の人は、経過が長い方が多い。なってからすぐは、鍼療所に来ないですから。皆さん、医者に行ってから来るんです。薬がどんどん増えて、かえって状態が悪くなって、どなたからか紹介されて来るんです。
頭に鍼を打つと、脳内にいいホルモンが出てどんどん変化していく
そうすると、よく眠れるようになったりとか、気分がすごく落ち着いたとか、鬱々した感じがないとか。なんか明るくなっていくとか。そうやって、どんどん変化することによって、やっぱり鍼治療っていいなぁ、って思ってくれるんです。
うつ病の方って多いですから。大体、会社で1割位の方がいますから。そういう人が、他の方を紹介して呼んでくださる。「鍼をやると、気分が良くなって仕事もはかどるよ」、ってね。