なぜ頭鍼療法は鬱病(うつ病)にいいのか?

なぜ頭鍼療法は鬱病(うつ病)にいいのか?

今回は、鬱病(うつびょう)についてです。

うつ病は、本当に社会問題ですね。交通事故を越えちゃってね。
一昨年の統計では、交通事故で亡くなった方は4,113人。

自死の方は約2万4千人。自死の方の75%の人が、何らかの精神障害を持っていると報告されています。そのうち46%がうつ病患者で、全体の約35%がうつ病に関係した自殺といわれています。

朝もよく電車でトラブルが起きて止まりますね。あれも、うつ病が多いでしょうね。

薬が増えるとうつ病は悪化する

うつ病でお医者さんに行けば必ず薬、薬、薬、・・どんどん訴えれば訴えるほど、薬が山積みされていくんです。その薬を飲むことによって、より症状が悪化していくんです。あまり良くなったって言う例がないんですよ。一時よくなっても、又悪くなるとかね。

でも、私のところに来られているうつ病の方は、見事に皆さん立ち直ります。普通に仕事に行けるようになります。最初は会社にも行けない状態だったのが、だんだんと時差出勤とか、奥さんに連れられてゆっくり行って早めに帰ってくるとか、できるようになります。そうやってリハビリ的にやっていった方が、今ではもう普通に、皆さんと同じように残業もして、お付き合いでお酒も飲むようになったりされています。

なぜ良くなったか、っていったら薬を止めたから

 薬をやめると、よくなるんですよ。あまりこうやっていうと、医者は怒るでしょうけどね。医者に行けば必ず、眠れないっていえば睡眠薬を飲まされます。薬っていうのはどうしても、脳をアッパーカットしていますので。薬をズルズルと飲んでいるっていうことは、あまり良いことではないですよね。だからできれば、薬なしで治していきたい。

そのために、我々の頭鍼療法っていうのは、首診断で出ている、または腕診断で出ている脳のところに鍼を打っていくんです。そうすると、非常に効果があります。変化が出ます。

うつ病の人は、打っている段階ですごくリラックスするし、気持ちがいいっていうんです。気分が良くなるんですよ。気分が良くなると、また鍼治療をしたいなと思うようになる。すると、リピート率が高くなります。

うつ病の人は、経過が長い方が多い。なってからすぐは、鍼療所に来ないですから。皆さん、医者に行ってから来るんです。薬がどんどん増えて、かえって状態が悪くなって、どなたからか紹介されて来るんです。

鍼をやると、薬がどんどんどんどん減っていきます。いっぺんには減らさなくてもいいんです。いっぺんに減らすのは不安もあるでしょうから。少しずつ、患者さんとご相談しながら、どんどん減らしていく。

頭に鍼を打つと、脳内にいいホルモンが出てどんどん変化していく

そうすると、よく眠れるようになったりとか、気分がすごく落ち着いたとか、鬱々した感じがないとか。なんか明るくなっていくとか。そうやって、どんどん変化することによって、やっぱり鍼治療っていいなぁ、って思ってくれるんです。

うつ病の方って多いですから。大体、会社で1割位の方がいますから。そういう人が、他の方を紹介して呼んでくださる。「鍼をやると、気分が良くなって仕事もはかどるよ」、ってね。

だから、頭鍼療法っていうのは、うつ病患者さんにはとてもいいんですね。