自分でダメだと思ってない?

自分でダメだと思ってない?

自分のことをゴッドハンドと思いますか?という質問をいただいた。

まあ・・私は腕はいいでしょうね。まあ、日本で一番でしょうね。

あなたも自信のある人から習いたいでしょ?

YNSAの師匠、山元先生は別ね。山元先生がいるから、日本で二番かな今。やっぱり腕のいいひとから習いたいでしょう。

師匠は今も教えていますよ。宮崎でセミナーをやっている。ただ、見ているだけなんですよ。生徒の臨床を見ているだけ。手取り足とりは教えていない。私はセミナーを受けた人が習った技術を使えなくて困っていたんで、拾い上げて教えて救いあげている。

みんな、宮崎まで行って教わっても、わからないんですよ。で、それは勿体無いでしょう、と。じゃあ、うちにいらしてごらんなさいと。一人前に使いこなせるようにしてあげますよと。いうのが遠山塾なんです。

全く、受けたこともない、本も知らない、だけど他の先生から紹介されて来ている人もいらっしゃいます。それから、山元先生の本で見た、DVDで見た、だけど使い方がわからない、っていうひともいらっしゃいます。その動機はいろいろ。YNSAをやってみたい、という気持ちがあるひとは、遠山塾へ来たらいいですね。ただ、やる気がないひとは意味がないから。中には、やってダメだなと落ち込んでしまうひとも、いらっしゃいますよ。

難しくないんだけど、自分で勝手にダメだと思っちゃうんです。私ができるんだから、だれでもできますよ。

だって、ヨーロッパ、欧米では医者がみんなやっている

あの不器用な医者たちが。欧米では、鍼灸師なんていないから。彼らが、不器用な医者がやって、脳疾患外科の難しい症例が解決できている。治療効果をあげているんです。ブラジルやドイツのドクターも、ものすごくやっています。

こないだ、ボストンからアメリカの医大生が来たんです。何人来たか、随分来ましたよ。教授は3人。山元先生が教えるっていうから、私も行ったんです。私は教えるつもりでいったのに、なんと上手いんです。日本の鍼灸師よりも、アメリカの医大生の方が上手いんです。

だって、毎日のように学校で鍼の打ち方を勉強しているんだもん。上手い上手い。日本人より上手い。あれを見たらね、日本の鍼灸師は、これはもたもたしていたら大変なことになる、と思いますよ。山元先生、まだ元気だからいいけど、87歳ですから。先はそんなに長くないでしょうから。

そうなった時に、逆輸入して日本に入ってくるんじゃないかと。そういうことを考えているんです。外国の先生に習うようじゃ、日本人の恥だよねと。だってこの技術は、メイドイン・ジャパンだもの。YNSA藤沢操体鍼療所でやっている操体法、これは又の機会に説明するけれども。操体法も、YNSAも、メイドインジャパン。

メイドインジャパンを大事にしなきゃならない

世界に教えていくようにならなければならない。だけど、世界に教わることになるかもしれない。そういうのはちょっと悔しいから、なるべく多くの先生が、うちの門を叩いてくれて、なるべく多くの人に学んで欲しい。関心をもってやって欲しい、そうなったら幸せだな〜と。