健康のために足腰を鍛える方法
- 2016.08.31
- 習慣づくり
皆さん、あっちが痛い、こっちが痛いとか、いろんな疾患で来られます。
治りのいい人と悪い人では何が一番違うか?っていうと、筋肉の力と筋肉量なんですよ。だから、筋肉量が落ちている人は当然、免疫力も悪いし治療成績があまり上がっていかないんですね。
ところが、筋肉のある人は非常に効果が高い。スポーツマンだとか若い人はもう、ちょっとやっただけで、ほとんど改善されちゃうんですよ。だから、歳をとって、特に60歳以上の方は筋肉を落とさないことが大事なんですね。
じゃあどうしたらいいか?
キング・オブ・スクワット
「だけど運動嫌いなんだよねー」っていう方も、スポーツはしなくてもいいですから、スクワットをしていただきたいんですよ。キング・オブ・スクワットといいますが、スクワットがいいんです。
特に、足腰の筋肉を鍛えるっていうことは全ての生活の基本ですから。ここの筋肉を落としちゃうと、やっぱり全てが弱くなっていっちゃうんですよ。だから、どうしてもこの筋肉だけは鍛えておきたい。
私のところに来ている小脳疾患とか、そういった変性症の方は、ふらつきがあるんですね。そういう方にオススメの方法です。
1.なるべく安定したものを持って、ゆっくり、できる範囲で膝を曲げたり上げたりする。ポイントは、できるだけ膝はつま先より出さないようにする。
2.ちょっと低めの椅子に腰かけて、お尻がちょっとタッチしたら上がる、というように、ゆっくりとスロートレーニングをやる。
実は、スロートレーニングは非常にきついんです。10回できたら大したものなんですけれども。最初は無理しないで2回でも3回でもいいんです。要は、続けることなんですよ。
続けると、大事な太ももだとか下半身の固い筋肉だとかが、ついてきます。やらなければ、どんどんどんどん筋肉が落ちていっちゃうんですよ。
筋肉をつけるには刺激を与えることと食生活
歳をとっても刺激を与えれば与えるだけ、どんどん筋肉がついていくんです。筋肉をつけたかったら、刺激を与えること。そして、食生活です。
タンパク質を多くとるんですよ。そうすれば筋肉がつきますし、全体的に元気が出てきて、病気に打ち勝つこともできる。
筋肉があると、まず熱を作れるから寒くなくなるんですよ。それから抵抗力だとか免疫力が上がります。それから、病気に対するバリアもできます。いいことだらけなんですよ。だから、筋肉を落とすとダメなんです。
筋肉を落とす危険なパターンとは?
定年になっちゃうと通勤しなくなって、あまり歩かないでしょう?だから、どんどんどんどん筋肉が落ちます。男の人は急降下に落ちますので気をつけたほうがいいですね。女の人、奥さん方は、お買い物に行ったり重いもの持ったり家事をやったりしますから、それほどでもないですけれど。
男の人は座ったきり、「おい、ご飯」「おい、お茶」とかいうくらいで、あと風呂入ってパソコンして、本読んでテレビ見て、家で動かなくなるんですね。これが一番、危険ですから。
先程も書きましたように、キング・オブ・スクワットですよ。スクワットは、やったほうがいいですね。あなたにも、ぜひお勧めいたします。