頭鍼療法のMCI(認知症、認知障害、痴呆症)の治療法
- 2016.03.30
- 施術と信頼関係づくり
MCIっていうのは認知障害(認知症、痴呆症)のことです。脳の細胞が死んでしまったり働きが悪くなったりしたために起こります。
あの女優さんなんていったっけなぁ?、と名前が出てこないとか、あれさーあれあれと、ちょっと言葉が出なかったりします。物忘れしたり、鍵がどこかにいっちゃったりするのも、初期の認知障害なんです。
認知障害は副交感神経に影響される
認知障害には頭鍼療法が非常に効きます。人間の記憶をコントロールしているのは脳ですね。首や腕で診断したりすると、必ず脳のところに反応が出ます。その反応が出たところ、頭の頭頂部のところですね。そこに鍼を打ちます。
認知障害は自律神経の副交感神経に左右されます。だから、脳の反応点に打ってあげると患者さんはすごく良い状態になります。
YNSA藤沢操体鍼療所に来られた重症な認知症の方の例
最初来られた時、仮面様顔貌(かめんようがんぼう)だったんです。仮面様顔貌っていうのは、無表情で一点を見つめるような顔つきですですね。そして、あまりしゃべらなかった。
でも、鍼を打った瞬間から、人が変わったように、手のひらを返したように変わるんです。その次に鍼療所来られた時は、非常にフランクになったんですよ。何であの人がこんなになっちゃうのかな?と、びっくりするほど変わります。
先生方もぜひ、MCIの診療をやってみてください。