治療家でありながら白衣を着ない理由

治療家でありながら白衣を着ない理由

私は鍼灸師ですけど、白衣って着たことがないんです。通常、鍼灸師は白衣を着ていますよね。私はその日その日の気分によって違うんです。柄物とかね。なぜ、白衣ではなく柄物を着るのか?

服が与える印象について考える

これは特に子供さんが来ると、白衣って泣くんですよ。ところが、柄物を着ているとそうでもない。お〜お〜、どうしたどうした、なんていってね。意外とうまくいくんですよ。あんまり堅苦しくきちっとやっていると相手も緊張しますけど、えー先生の服、何これ?って、ちょっと見方が変わるんです。

その日の気分ですが、柄物ばかりです。どちらかというとシルクが多い。綿もありますけれどね。いろんなものを着て仕事をしています。

カラーコーディネートを考える

カラーコーディネーターの方が、いろんなアドバイスをしてくれるんです。先生、今の季節はこういうのがいい、何月はこういうのがいい、季節が変わったらこういうのがいい、とね。

これは、患者さんの目に映る色によって癒され方とか違いがあるんですよ。だから、いろんなカラーのものを何十枚も持っています。

それから、その時その時の気分で今日はこの色着たいなぁとか、今日はピンク系で行こうとかね。今日はもうちょっと派手な色にしようかな、とかあるんですよ。ブルーにしようかな、とかね。別に気持ちがブルーになっている時、っていうわけじゃないんですけれどね。そういうカラーを考えてやる。

どういう場所にしたいかを考える

部屋の香りも変えています。YNSA藤沢操体鍼療所では、エッセンシャルオイルをよく使います。香りによって落ち着いたり、シャキっとしたり、ゆったりしたり、いろんな香りを使うんです。

色、香り、あと音ですね。うちはスロージャズです。ゆったりしたのを流しています。

こういう雰囲気作りをするっていうことは、患者さんには好感が得られますね。これも集客とか収益とかにもつながっていくし、良い方法だと思います。先生はどんな雰囲気にされるでしょうか?