なぜYNSA藤沢操体鍼療所は鍼治療一本にしたか?
- 2016.01.17
- 施術と信頼関係づくり
私とYNSAとの出会いについて。
YNSAという手法を作ったのは、山本敏勝先生という西洋医学のドクターです。だから感覚的には、中国医学とか、経絡治療とかとはちょっと違う。脳に特化しているんです。頭(頭皮)に鍼をさすことで治療する。頭の中で、脳幹部を一番よく診るんです。12脳神経っていう、神経、臓腑、六臓六腑を首のところで見てあげる。
YNSAの出会いは、1999年に山本先生に会って、やってる治療を見て、鳥肌が立つほど驚いたのが始まり。鍼灸師は誰も知らない。ドクターも知らない。なんでだろう?と。
こんなにすごいなら、今までやってきたことをやめてこれをやろうかなと
新しいもの好きだから、変わり身が早い。先見の目じゃないけど、見えちゃう。
元々、体に刺す鍼を学校で習っていたんです。いろんなセミナーに行って、脈を見たりとかね。山本先生の鍼療は、首で見たり、腕で見たりする。この診断て何だ?となった。
今は座って診るようになったからやってないけど、昔は腹診もあった。ただ、脳性マヒのひとは、お腹と首で診る。首はマヒしてるから。片側がマヒしてたりすると、わからないでしょう?だからそういう場合は、お腹で診ます。
YNSAは一般的には首と腕で診る。診断もパッと非常に早い。診断したポイントに打ったらパッと消える
打って、確認して、また診る。非常に早い。患者さん自身もはっきりわかるし、私自身もはっきりわかるんです。こんなに即効性のあるものは、他に無い。
普通、鍼は寝て治療するでしょう?効果は、起き上がった時、初めてわかるんです。「どうでしたか」ってきいて、「わかりません」っていわれたら、もう一度寝かして治療するか・・・。
ってはやらない。
じゃあまた次回やりましょうか、って帰しちゃうんだよね。そうすると、患者さんがそこで多分納得しない。変化がわからないから。
例えば、腰が悪いひとを立って動かしたりする。動診っていうものね。後ろに反ると、まだちょっと痛みや違和感が残る、なんていうのも探すんです。そして、打ってみて「どう?」って聞く。一本いっぽん、打って確認していくんです。
その時点で痛みや違和感が確実に消えるから信頼感がある
私はこれに切り替えてから、他の鍼治療をする気がなくなっちゃった。だから今は、頭に鍼をさすYNSA一本にしているんです。