治療時間は短く、単価は高く、満足度は高く

治療時間は短く、単価は高く、満足度は高く
今、治療院業界って単価が全体的に下がっているとも聞くけど、うちは上がっている。平均単価は8,000円くらい。一人あたりの治療時間は5分。短時間で、普通の先生より高収入なんだよね。で、患者さんも満足している。みなさん、納得して来られていますよ。今日は、短時間の施術のコツと、技術を上げる方法の話。

治療時間は、問診と診断とで、初診だったら5〜6分

慣れたひとなら、ささっと終わっちゃう。あとは、30分くらい待っててもらう。自然と鍼が浮いて出てくるから、それを抜いてあげる。最後に「どう?」って聞いてあげる。そしたら「あ、楽ですね」って。ああ、よかったね、このままを維持させていきたいね、脳に覚えさせようね、って。だから、なるべく早いうちに来た方がいいけど、今度はいつ来る?ってね。

 頭にいい状態を覚えさせれば、ネガティブなことを言わなくなるんです。だから、セルフケアができても、「先生に会いに行っていいパワーをもらおう」ってなる。みんな笑って帰る。だから、こっちはどんな理不尽なことをされてもおこっちゃいけない。私は一瞬、見たときは怖いけど、全然怒らない。道場でも怒ったことないんだよ。だけど、私が行くと、みんなピリッとなるわけ。なんか、急に硬くなってね。もっとリラックス、肩の力抜いてと。

肩の力抜かないと、技が上手くいかない

初心者って、みんな力が入るんです。ベテランだったら、全然力が入らない。鍼もそうなんです。力を抜いて打つんです。喋りながら打っている。全然リラックス。だから、患者さんもリラックスする。

先生が緊張していると、患者さんも緊張しちゃう。だから、そういうのを感じさせない。患者さんの心理状態をリラックスするようにしている。別に心理学とか習ったわけじゃないんだけど、無意識のうちにそうやっていた。長年の経験ね。

臨床の経験が長くなると、見ただけで悪いところがわかるようになるんです。

ここがおかしいよな、と。そうすると、手がポッといくんです。でもね、苦労していると、そういうのが覚えられない。だから、苦労とか努力とか絶対にダメ。これが、わかんないんだよね、みんな。

努力も、苦労も、なし!

頭が働かなくなっちゃうからね。思考が伸びない。だから、私の辞書には苦労という文字はないんです。

困ったとか、苦しいとか、私はないんです。努力もない。苦労もない。そういう言葉はない。ただ、目標に向かって、コツコツやる。

努力じゃない。じゃないと、お金が入ってこない。努力なんて、コツコツやったってダメよ。そういうものなんです。お金持ちを見てごらんなさいよ。みんな努力なんてしていないから。昼間からゴルフ行ってるじゃないですか。それでみんなお金を稼いでいる。だから、 苦労なんて一つもしていないんです。で、失敗もないね。失敗はない、成功しかない。

昔からそう考えていた。自信過剰かな?だけど常に、その場の一期一会はしっかりやっているんですよ。患者さんも、自信がないひとから受けたくないでしょう?紹介もどんどん来るしね。付き添いのひともやるしね。すごい!ってなったら、ぼくもやって、となるじゃない。家族5人で来たら、家族でやりますよ。