YNSA藤沢操体鍼療所のコミュニケーションがはずむ集客ツールとは?

YNSA藤沢操体鍼療所のコミュニケーションがはずむ集客ツールとは?

私は今までマーケティングの勉強は全然したことがなかったんです。

藤沢に来て診療所を始めたころ、知り合いが誰もいなかった。治療院は人と人との付き合いだから、そこを突きつめなかったらダメだなと。個人でやっている店が多かったから、大きな店より近所の小さな店で買物をした。そうやって親しくなって、「こういうことやっているんですよ」と話した。そこから紹介とかあるんじゃないかなと。ちょっとした下心を持ちながらね。

それからタクシー乗り場。タクシーの運転手にティッシュを配ったりとかね。こういう治療院やっているのだけど、運転手さん、腰が痛いでしょ?なんて言って。そういうふうに少しづつやっていった。タクシーの運転手さんたちに喋ると、話してくれるんだよね。だって、お客さんを病院に連れて行ったりするわけでしょ?その中の1割でも1%でも来てくれたらいいでしょ?そういうことの積み重ねですよね。

来てくれたら、今度は来てくれた人が何を求めているのかをきちんと把握しなくちゃならない。

治療計画っていうのをきちんと教えてあげるんです。こういうふうにやっていったらこういう結果になるよっていうのを、明確に表していってあげると患者さんも安心するんです。鍼は痛いのか、安全なのか、どうなのかっていうのをちゃんと明確に出す。そのためのツールも作ったんですよ。(YNSA藤沢操体鍼療所・小冊子)

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この中に、鍼の安全性とか効果とか色々書いたんです。安心、安全、即効性がありますよと。こういうのってないんですよ。今までの鍼治療ではこういうツールはなかったんです。

みんなが知っている一般的な鍼は体に打つ鍼でしょう?体に打つと、動くと鍼が折れたり曲がったりしちゃうから、すぐには確認できないじゃないですか。折れたりしたら、大変でしょう?うちの鍼は一ミリ以下(0.1〜0.25mm)だから折れたりすることもない。そういう点でも安心安全ということを教えてあげるんです。

患者さんにすることは施術と教育だと思っている。

患者さんをいかに教育できたかでリピーター率がアップするんです。だから、教育ができない先生はダメでしょうね。患者さんの思いはどんなことかというのをまず理解する。それはこうやるといいですよ、というのをアドバイス、つまり教育してわかっていただくということね。

一般的な鍼治療って、寝っ転がって何をされているかわからないじゃないですか。でも、対面でやるからコミュニケーションが取れる。

患者さんと気持ちが通じるといいですね。

初めての人でもね。やっぱり初めての人って緊張するから。まして鍼が初めてなんて人の不安を消しながらね。鍼治療に来られるベテラン患者さんはベテランなりに。今までの鍼と全く違うから。今まで体に打ってたのが頭だと驚くんですよ。え、頭なの?と。

違いますよと。頭に刺す鍼は、実は一番安心なんですよと。人体模型を使って、頭蓋骨があるから安全なんですよ、と説明してあげる。1mm入らないから脳に刺さらない。安心なんですよと。そうすると、ああそうなんだと納得してくださる。お腹に刺すと内臓出血とかってあるんだけど、それがない。お腹の肉厚がたっぷりあるひとはいいんでしょうけれど、薄いひとだったら、内臓の例えば腎臓に入っていたなんてことがある。だけど、頭に打つ鍼はそんなことが起こらないから大丈夫。

そんなふうに、いろんなことを気遣ってね。患者さんを安心させる。
患者さんと気持ちが通じると、大体大丈夫だね。